忍者ブログ
オリジナル小説を書いてます。更新頻度は低め…
[9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


何百年前だっただろうか。

一面の火、人々を覗く暗く重い空が広がっていた。


そこは、戦場。


かつては村か町か、あるいは城だったかもしれないが、その跡を確認することは出来ないだろう。

そんな広い戦場の一つでまた、戦いが起ころうとしていた。


敵は一人。

しかも女性だった。

その先にある城を襲撃すべく向かった軍勢は300、いや500人か。
その数は計り知れない。

どちらにしても、この戦いの勝ちは見えていたかに思えた。
軍勢の誰もがそう思った瞬間、彼女が手を挙げたその時、その思いは消えた。




何百という軍勢と共に。





静まり返ったその場に残ったのは――


その瞳を蒼く照らす、【蒼】の人間だった。



この時から人々は【蒼】の人間を認識し、恐れた。
だが、それだけだった。

まだ初めの頃は、それこそいろいろな問題があったらしいが、人々は彼らを受け入れた。
それは、彼らの中に邪悪的な者がいなかったのが幸いしたのかもしれない。

もしくは利用できる、と思ったからかもしれない。
どちらにしろ、社会はいい方向へと進んでいる。


それは【蒼】の人間が、いつまでも【蒼】のままでいるからなのだろうか。






そしてここに、【蒼】の一人であるレフィス・シーネがいる。

彼女はある物を求め、旅をする。
いや、“物”ではなく“モノ”と言った方が正しいか。


「・・・・行ってきます」


誰もいない家に別れを告げ―



彼女は始まりの一歩を踏み出した。

 



知る人ぞ知る中学時代に書いた小説、リメイク版。
瞳が【蒼】ということは同じですが、話の流れがちょっと・・・ちょっと?違っていたりする。

というか、不思議系っていいですよね(何)
魔法とかの非現実的な物語って、この世界にないからこそいいんですよね

次回は・・・おそらく「Moon」が来るかと思われます。
月っていいよねぇ・・・

 

PR

Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
碧夜
性別:
女性
職業:
大学生
自己紹介:
自由気ままに小説を書いてます。
自己満足なサイト万歳(笑)
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]